カレーラーメンが旨い店のおすすめひとり呑みコース

2016.7.11更新

本町『まろ亭』の特大チャーシューで呑む!

 実は居酒屋使いにもぴったりだった!驚きのボリュームを誇るチャーシュー、こだわりスパイスで評判のカレーラーメン「まろ亭」でひとり呑みの巻。最初から最後まで想像以上に呑める楽しめる嬉しさよ!

 旨いラーメンの具でビールを呑むと旨い。そんな当たり前のことを思い出した瞬間、矢も盾もたまらなくなった。とにかく呑みにいくことにした。ああいうものは、ラーメン屋という名の大衆食堂という感じのラーメン屋(?)なんかに行くと「おつまみセット」みたいな名称で出てくることが多い。おつまみセット!ハッピー&チープともいえる、なんともいえない貧乏くさい響き!だがそれがいい。それがいいんだが、店によっては本当に悲しい感じのものが出てくることがある。適当な皿の上に薄いチャーシューやらメンマが乾燥気味にちょろっと置いてあるようなやつ…そういうのは避けたい。スープに浸すのが前提で作ってるってことなんだろうが、それがそのまま出てきて、そして思ってた以上にパサパサしてたりするのは悲しい。そういうのはさすがに、避けたい。

 

 そこで思い出したのが大阪西本町でカレーラーメンを出している「まろ亭」だ。スパイスの効いたスープの旨さはもちろん、載っているチャーシューもやたらとでかくて旨いと評判なのだ。それでビールを呑んだら、きっと旨いに決まってる。そういう次第で、地下鉄四つ橋線で本町まで行ってみた!

まろ亭は四ツ橋線本町駅からすぐ

なにわ筋からと本町中央大通りの交差点をちょっと入ったとこです

 地下鉄四つ橋線の本町駅から西へ歩いて1分半くらい。『まろ亭』は、なにわ筋と本町中央大通りの交差点の南東角をちょっと入ったところにある。以前はカレーライス屋だったが、昨年秋にリニューアルしてカレースープのラーメン専門になったのだ。カレースープには11種類のスパイスを使われているとのことで、お店の窓には使用しているスパイスが並べられている。詳しい人が見れば「なるほど!」と思えるかもしれない。当方はスパイスにもラーメンにもてんで詳しくないので、「11種ある!ってことは、ひとつは本来入ってたらダメなものが入っているのでは?」とゲスの勘繰りをしてしまうわけだが。まあ、それは『11人いる!』のマンガの話なんですがー。

 お店の中はカウンターが5席ほどで、他はテーブル席。サラリーマンの多いエリアだけにお昼時はみっちり埋まるのだろうが、夜営業開始時間の18時直後はどの席も選び放題だ。とはいえ、カウンターに行くかテーブルに行くかは、なにが目的かによって変わってくる。ラーメンを食べるだけならテーブル席でいいかもしれない。だが、今回は「ラーメンの具でビールを呑む」という目的なので、迷わずカウンターである。このへん、理由になってるんだかどうだかいまいちわからない。

 カウンターに座って、生ビール(450円)を注文。それと「メンマ・チャーシュー・味卵セット」(400円)。このセットが、いわゆる「おつまみセット」になるのだろう。わかりやすくていい。メニューに出てる写真を見ると、思ったとおりチャーシューがでかい。これが出てきたらかなり嬉しいはず!

来た!「メンマ・チャーシュー・味卵セット」!

「メンマ・チャーシュー・味卵セット」と生ビール。全日本でもコンビが組める最高の組み合わせ!

 先に来た生ビールをひと口ふた口呑んでるうちに、お待ちかねの「メンマ・チャーシュー・味卵セット」が来た!メニューの写真どおり、チャーシューのボリュームが凄い!「君、写真と違うね」とか言わなくていいやつ!これはいかにも肉を食ってる気分になれるチャーシューだ。

ジュワッ!と聞こえてきそうな、チャーシュー界のウルトラマンや~!

 「暑いですねえ」と言われて「夏は暑いものです」と返すのは村田蔵六先生だが、ここでは「肉は厚いものです。旨いものです」と言いたい。はい、自称チャーシュー藩士です。口にいれてかじった瞬間にジワーッと広がる旨さと脂!その旨さを飲み干し、口中に脂が広がっているところにビールを流し込む。…効くなあ。

 見ての通りかなりのボリュームのチューシュー。そのまま食べてもひたすら旨いが、皿にはマヨネーズとカラシも添えられている。なんとなくマヨネーズをつけると…より甘くなってアカン感じに旨い!カラシをつけると…肉と脂の旨さにピリッとした辛さが加わってさらに旨い!好みとしては、ビールとあわせるならカラシをつけるのが1番嬉しい気がする。むしろ、そのまま、マヨネーズ、カラシの3つの味をくるくる回していくのがひたすら旨くて楽しい。これぞチャーシュー車がかりの陣!(言いたいだけ)

コリッコリの抜群の歯ざわりが楽しくもおいしいメンマ!

 「次にいっても、もういーかい?」「もういーよー」「メンマ、みーっけ!」

そんなことを考えつつ、次はメンマに向かう。隣りにでかいチャーシューがあるのでいまいちスケール感がおかしくなってるが、このメンマもかなりでかい。かじってみると、大きいのに、というべきか大きいからというべきか、歯ごたえのコリコリ具合がすごい!そして、コリッの後に甘い旨みが実に控えめ。あくまで脇役に徹する旨さという感じだ。あったら嬉しいなければ寂しい、そんなメンマの役割を全うしているといえる。さらに美味しいのだからなお嬉しい、である。

いいに感じに輝く味卵。がぶっと食べてしまいたいが、ここはひとつ置いておく作戦で。

 そして味卵。中心にいくほど柔らかくなる、ちょうどいいあんばいの茹で具合。ひと口で食べちゃってもいいけど、あえて半分だけかじる。旨い。ビールを呑んでひと息。そしてチャーシューにカラシをつけて、それと一緒にもう半分を食べる。チャーシューの旨辛さと卵の組み合わせ。こんなの旨くないわけがない(※)。

 このセットについてくる味卵は2つ。「いや、卵の数でいえば1個やろ」。そういう向きもあるかもしれないが、この場での数え方としてはあくまで2つなのだ。そのうちひとつは先に食べる。そしてもうひとつは置いておく。次に注文の「カリー麺」にのっけるためである。

​※ 後で聞いたところ、こちらは「カレー味卵」とのこと。そりゃもう旨いはず、カレーラーメンに合うはずだ!

カリー麺でビール!味卵もここに投入!

こっちでもでかいチャーシュー!スープの旨さがこれまた格別!ナルトの存在感も効いてる。

 2杯目のビールとともに、『まろ亭』の看板メニューである「カリー麺」(750円)もいただく。これにも当たり前にでかいチャーシューが!聞いてみると、大きさはだいたい100gくらいあるらしい。先ほどのセットのチャーシューはこれより少し小さいらしいが、それにしても合わせてだいたい200gくらいのチャーシューを食べる計算!ざっくりな計算にもほどがあるが、そこは丼勘定ということでひとつ(ラーメンだけに)。 

こっちでもでかいチャーシュー!スープに絡めて食べる旨さは格別!

 こちらのカレースープはあっさりめなのにしっかり旨いカレーで、麺にも具にもすごく合う。「さっき食べた具をもう一回食べるのか」と思われるかもしれないが、このスープと絡んだ時の旨さはまた別物!プリッとした麺は中細で少し固めで、これはまた好きな感じのやつで嬉しい限り。この麺とチャーシュー、スープの組み合わせはかなりの食べ応えだ。

 このカリー麺には味卵は入っていない(100円でトッピング可能)。ここで、先ほど温存しておいたセットの味卵の出番である。あの卵をカレースープと絡めたら旨いに決まってると思ったらやっぱり旨い。カレーまみれの黄身が好き…!

味卵にカレーが合わないはずがない。別にそえられている水菜がスッキリ感あり。

 麺を食べ、カレースープをすすりビールを呑む。カレールー単品をメニューとして置いている居酒屋が多いように、ビールとカレーはとても合う。居酒屋で出るカレーはトロトロの濃いやつが多いが、こちらのトロみ薄めのカレースープもかなり合う感じだ。むしろサラリとしたスープが他の具材の旨さを引き出していて、総合力でいうとかなり合う。相当旨い。

 こうなると、カレーラーメンを食べているというより「カリー麺という巨大なアテでひたすらビールを呑んでる」という気分になってくる。麺とカレーで呑む。チャーシューとカレーで呑む。メンマとカレー、卵とカレー、水菜とカレー。この、何と合わせても旨いカレースープで呑むビールが、とても旨い。欲をいうと、黒ビールとかも試してみたいと思うくらいだ。

 さて、通常ならいわゆる〆のメニューに使うことが多いラーメンをメインのアテに使ってしまったわけだが、ではここでの〆はどうすればいいのか。答えは簡単で、ご飯を頼めばいいんですね。しかも、めっさ旨い米を使ってるやつ! 

〆はカレー雑炊風に!

こだわりぬいたという米を使った白いご飯。そのまま食べてもいいし、当然カレーに入れても◎

 こだわりのおいしいご飯は中で100円、大が150円。今回は中の100円を頼んでみた。米粒がツヤツヤ立っている、どう見ても旨そうなご飯。麺やほとんどの具を完食した丼に、これを投入!…する前に、この丼の構造を見ていただきたい。

横からみればよくわかる、かなりの容量がありそうな丼!

 上から見ると、なんとなく上げ底の雰囲気がありそうなオシャレな丼だが、実は底が深く、ほぼ見たままに容積になっている。これを見るとラーメン自体がかなりのボリュームであることもわかるはず。さらに真ん中の部分はやや狭く、茶碗を逆さにしたような形になっている。つまり、いかにも「ここにご飯を投入するべし」という感じのつくりなのだ。カレースープにご飯。これはもう議論の余地はない。

ご飯の中サイズで綺麗に収まるこのサイズ!〆まで旨くて嬉しい限り!

 中サイズのご飯を投入するとジャストサイズ!というか、おそらくご飯大を入れてもいい感じになるに違いない、実によくできた丼だ。このために、うまいカレースープを飲みほさずガマンしたわけで…。ご飯と食べると、思った以上に旨い!惜しむらくは、もうちょっと具を残しておいてもよかったかなというところ。少しばかりの作戦ミスである。そのへん、しっかり考えないといけない深さを感じた。このへん、丼も深いが奥も深い…!

 スープとご飯を最後まで食べきり、ビールを呑み干してひとり呑み終了。「ラーメンの旨い具でビール」という今回のプランは、最初から最後までボリューム満点の旨さでさすがに満腹、いや大満腹!

今回のひとり呑み代

 

生ビール 450円×2

メンマ・チャーシュー・味卵セット 400円

カリー麺 750円

ご飯(中) 100円

合計2,150円

※税込み 

 

「まろ亭」

TEL 06・6532・5538

営業時間 11時30分~14時 18時~21時30分

定休日 土・日

 

大阪府大阪市西区西本町1-14-25 豊幸ビル1F