2017.1.10更新

仮面女子候補生WESTが特殊メイクでゾンビ化!!

恐怖!惨劇!アイドル・オブ・ザ・デッド

 特殊メイクアップアーティスト仲谷進先生の魔の手にかかり、仮面女子候補生WESTのリーダーとセンターが恐ろしい姿にされてしまった…!その恐怖の模様をレポート。これはまさに驚愕のゾンビドキュメントだ!

※大阪スポーツ連載「OSK 大人の社会見学」をサイト用にアレンジした内容です。

仮面女子候補生WEST。左から渚りりか、美音咲月、星宮りり、上下碧。

まずは美音咲月がゾンビに変身!!

 今回の企画では、仮面女子候補生WESTがゾンビに変身!そのえじきになるのは、リーダー美音咲月とセンターの星宮りり。2人の可愛い顔がゾンビになっていく様子をじっくりレポートしていきたい。彼女たちをゾンビ化させてくれるのは、仲谷進先生。特殊メイクスタジオ「KID'S COMPANY」を主宰し、これまで数多くの映画やコマーシャル等の特殊造形を手がけてきた、関西を代表する特殊メイクアップアーティストだ。その仲谷先生、2人の顔を見るなり「せっかく可愛いのに…ゾンビにしてしまうのは偲びないなあ」とつぶやいた。その口調は優しくもあり悲しげもでもだり、だからこそなんだか恐ろしいッ!

 そしていよいよゾンビにされるための特殊メイクが始まった。最初は美音がえじき…ではなく、体験することに!

特殊メイクアップアーティスト仲谷進先生の手により、美音の顔が白塗りにされていく。

 まずは顔を白く塗っていく。薄い舞妓さん化粧みたいだ。その上に、目や鼻に縁取るように茶色のラインを引く。なんというか、舞妓から石川五右衛門になったという感じだ。

白塗りの上からうすく縁取りが描かれる。この時点でもちょっとそれっぽい!

 「これがベースになるんですね。で、ここにシートを貼って…」。仲谷先生が不規則な形のシールを取り出し、白地にふちどりで石川五右衛門ないしはパンダ的になってる美音のほっぺたにシールを貼りつけ、そこにパレットに何種もある赤系の塗料を塗っていく。このパレットにはゾンビにするための色が入ってるとのことで、その名も「ゾンビパレット」。「世の中にそんなものがあるなんて知りませんでした」。ポツリとつぶやく渚。そりゃそうだろう。

ゾンビにするための色が詰め込まれた魔のアイテム…「ゾンビパレット」!

かなりゾンビっぽくなった美音。まだまだ怖いより可愛いほうが勝っている…が?

 シールがみるみる肌になじみ、色がつき、あっという間に肉も露な痛々しい傷の状態になってしまった!そんな傷をたくさんつけられ、さらに目のまわりに赤い筋が入り猟奇的な状態に。そして唇は茶色の線がいれられ、どんどんゾンビの顔になっていく。何気にのぞきこんだ他のメンバーも思わず悲鳴!

ゾンビ化していくリーダーの顔に驚き、そしてウケてる仮面女子候補生WESTメンバー。

ゾンビパレットの塗料を使い、みるみる美音の顔をおどろどどろしく変えていく。

 仲谷先生の筆はさらにすばやく動いていく。さらに細かく血のりが塗られ、傷が広がり、目の充血具合も激しくなっていく。言うなればどんどん死人になっていく。そしてついに…美音の顔がおどろおどろしいゾンビになってしまった!(なお都合により首から下は健康ボディです)

ゾンビの顔になってしまった美音!表情もいい感じにそれっぽい!

 「とりあえずひとり血祭りにあげました。でも、まだまだこれからですよ」。仲谷先生の恐ろしい声が響き渡る。実際は「ひとりめ終了です。次はさらに激しくしてみましょうか」と丁寧に言っていただけだが、翻訳超訳!!その横で、鏡で自分の顔を見た美音が「ヒィッ!」と衝撃を受けている。可愛い顔がひどいことになってしまったのだからそりゃもうショックだろう。君は、ゾンビになってしまったのだよ。美音・オブ・ザ・デッド!

そしてセンター星宮にも魔の手が伸びる!

メイク前の星宮は余裕の表情。この笑顔がやがて血に染まってゆく…!

 次のえじきはセンター星宮りり。メイクをするためにおでこをあげるととたんに幼い雰囲気になって可愛い。だが、その可愛い顔もすぐに恐ろしいゾンビになってしまうのだ…。

美音と同様、まずは白塗りと縁取りでベースを作っていく。

 さきほどと同様に手際よくメイクしていく仲谷先生に、その様子を見ていた上下と渚から質問が飛ぶ。「あの、このお菓子みたいのはなんですか?」。金平糖を少し大きくしたような半透明の塊に興味津々な渚。「これはシリコンですね。3種使ったり2種使ったりしますが、これをこうすると…」と、シリコンを星宮の頬につけていくと、焼け爛れたような傷の形になるではないか。

「お菓子みたい!」とシリコンに興味津々の上下と渚。

​数種類のシリコンを混ぜて星宮の頬につけていくと…。

シリコンをつけていくことで、焼け爛れたような痛々しい傷になってしまった!

 さらに渚は「チョコケーキみたいのがある!」と、こげ茶色のスポンジを指差した。「ああ、死斑スポンジですね」と仲谷先生。死斑スポンジ!?「血の色をつけて、ポンポンポンと当てていくんです。全身メイクする場合も、これで全身に死斑をつけていくんですよ」。仲谷先生の説明は丁寧だが、言ってる内容はおどろおどろしい。

 そして「これ、かわいいですね!」と上下が興味を持ったのは、ファンデーション的なものが入った円形のケース。「それはね、粉末状に形成していくもので、名前はデス・ホイールです」。デス・ホイール!仲谷先生曰く、ゾンビパレット、死斑スポンジ、デス・ホイールがあればゾンビメイクに使う道具はひとしきり揃うらしい。まさに特殊メイク三種の神器…いや、三種の魔器だ!

ゾンビパレット、死斑スポンジ、デス・ホイールなど三種の魔器!

 そうこうする間に、星宮の顔もどんどんゾンビになっていく。美音に比べ、ただれた感も強い印象だ。手際よく筆を動かす仲谷先生に、特殊メイクをする上で大切なことを聞いてみた。「自分が作業しているのがどんな傷なのか。切られたのか、撃たれたのか、殴られたのか。なんとなくではなく、そういうことを想定してメイクするのが大事ですね」。傷メイク、ゾンビメイクと言っても「どんな傷なのか?どういう状況で死んでゾンビになったのか」によって特殊メイクの仕方が変わってくるわけだ。確かに、星宮のメイクは頬肉を削り取られたような感じで実に痛々しい。上下や渚も思わず「大丈夫?痛くない?」と聞いたくらいだ。

確かに荒々しく削り取られただれたような、見るからに痛々しい傷!

 焼けただれ、荒く削り取られたような傷まみれのなってしまった星宮の顔。ここで、傷のベースになるシールを見せてもらった。不規則な形のシールで、これを貼り付けた上からさまざまな傷メイクを行っていくというわけだ。

このシンプルなシールが傷のもとになるというから驚き!

 やがて星宮のメイクも終わり、美音と合わせて2人のゾンビが揃った。2人揃った迫力は相当で、上下と渚も思わず「キャー!」悲鳴を上げてしまうほど。しかし仲谷さんは「うーん。なぜかまだ可愛いなあ…」と厳しい表情。確かにそうだけどやっぱり怖い!ここでいよいよ、ゾンビになった美音咲月と星宮りりの姿をドン!

 あんなに可愛かった2人がガッツリとゾンビになってしまった!だが、仲谷先生のいう通りやっぱりまだちょっと可愛い気がしないでもない。でもまあそんなゾンビもありってことで…。いつか仲谷先生特殊メイクで「仮面女子・オブ・ザ・デッド」みたいな映画を観てみたいものです!

仮面女子候補生WEST

美音咲月(みねさつき)、渚りりか(なぎさりりか)、星宮りり(ほしみやりり)、上下碧(うえしたあお) 

最強の地下アイドル「仮面女子」の候補生として、2015年大阪にて結成。同年行われたデビューライブでは、候補生ながら200人以上の動員を達成した。12月6日オープンの仮面女子シアターでは連日ライブを開催中!

「仮面女子シアター」

住所 大阪市中央区島之内2-6-34

TEL 06・7507・1911

​公式サイト http://www.alice-project.biz/theater/

仲谷進

特殊メイクスタジオ「KID'S COMPANY」主宰

 

関西を代表する特殊メイクアーティスト。1992年、特殊メイクスタジオ「KID'S COMPANY」を大阪に設立。映画やコマーシャル、テレビやイベントなどの特殊メイク、特殊造形を幅広く手がける。一般の人でも気軽に特殊メイクを楽しめるようにと、ワークショップやイベントも積極的に行っている。