2019.5.26更新
大阪が世界に誇るホビーの秘密基地へ潜入!
サクヤコノハナのジャングル探訪記
今回の行き先は大阪日本橋からホビーカルチャーを発信する『有限会社ジャングル』。膨大な商品を扱っている日本橋の旗艦店舗をはじめ、普段は入れない工房も探訪し、日頃見ることができないマニアックな世界にサクヤコノハナメンバーもハイテンション!
「サクヤコノハナ」 左から 瀬山まどか、嶋田のあ、楠木しゅり
まずはソフビ製作の現場『造形工房密林』へ!
『サクヤコノハナ』メンバー瀬山まどか、嶋田のあ、楠木しゅりが向かったのは『造形工房密林』。ジャングルオリジナルのソフビ人形を製造する玩具工場である。場所は日本橋の裏手にあり、まさに秘密工場という雰囲気だ。アニメやマンガが好きな瀬山も「なんだかワクワクします!」と目を輝かせている。工房内に入ると、使い込まれた設備がずらり。「ほんまに秘密基地みたい!」と声を上げる嶋田。決して広い工房ではないが、それが逆に秘密基地っぽさを醸しているともいえよう。
オリジナルヒーロー『ゼロス』のソフビを手にニッコリ。
この工房では月に3000体近くのソフビ人形を手作業で製造しているとのことで、見学時もスタッフのみなさんが手際よく作業を行っていた。「これですか?すごい!」と瀬山が見つけたのは、同社のオリジナルヒーロー『ゼロス』のデフォルメソフビ人形。ちょうど製作中とのことで、その工程をじっくり見させていただいた。
金型成型にゾルを流し込む。ちなみにゾルの語源はゾル大佐だとか(ウソです)
まずはゾルと呼ばれる塩化ビニルを金型成型に流し込む。青いゾルが流し込まれる様子を興味深くみつめる3人。その金型成型を200℃の油で熟すのだが、「近づくだけでも熱そう…」とやや引き気味。
使われる油の温度は200℃!
確かに、高温度の油がグツグツいってる様子は昔の特撮で見た怪人製造機のような恐ろしさである。だが、それだけに普段の作業はしっかりとした安全対策のうえで行われているという。
油から出された金型はすぐに真空機へ。
次は金型を真空機に入れ、気泡を除去する作業だ。これがないと出来上がったソフビにプツプツとした気泡ができてしまうのだ。確かに、子供の頃に持ってた安いソフビでは当たり前に気泡があったような気がする。
真空機の仕事が終わるまでちょっとだけ待つんじゃよ。
稼動する真空機の前で待つことしばし。この後は金型成型からゾルを抜き取る最終工程だ。ここで「やってみますか?」と工具を差し出された瀬山。「えっ!いいんですか!」と驚きつつも、軍手をはめてやる気まんまんだ。金型からゆっくりとゾルを抜き出していく。
慌てず急いで正確に、金型からゾルを抜き出していく瀬山。
見守る嶋田と楠木も緊張気味…?
青い液体状だったゾルが、しっかりとヒーローの形状に!
ゆっくり抜き出されたゾルは、きれいな『ゼロス』の形状! それを見て「かっこいい~!」と歓声を上げる嶋田と楠木。
『造形工房密林』でソフビ作りの秘密に触れて大満足の3人!
「完全な手作業でびっくりしました! 1体の人形に多くの人が関わっているんですね」と、実際に作業した瀬山をはじめ三者三様に驚きの表情を浮かべていた。
ここが彩色職人が集う塗装工房!
およそ10人の専門スタッフが黙々と作業。まさに彩色職人の梁山泊やー!
次に向かったのは塗装工房である。彩色済みで販売されるソフビは、ここでひとつひとつきれいに塗装されるのだ。約10人の専門スタッフがそれぞれのブースで丁寧に作業を進めている。
楠木は手に持っているのがマスキングパーツ。
驚いたのは、塗装箇所以外を隠すマスキング用のパーツが用意されていること。ソフビのパーツにパカッとはめれば、それで塗装しない部分をしっかり隠すことができるのだ。このクラスになると、マスキングで使うのはテープだけではないのである。
マスキングパーツ。ソフビにかぶせ、塗装しない部分をしっかりガードするのだ。
塗装済みのパーツを見て「すごいツルツル! これはどうやって塗るんですか?」と聞いたのは嶋田。その質問には、塗装部門の中野さんから「エアスプレーを駆使して作業します。つやあり、つや消し、クリアーなどさまざまな塗料を使い分けて表現していくんです」と丁寧な回答が返された。だが嶋田は「エアスプレー?」と首をかしげている。確かに、馴染みがないといまいちわからないかも。
それっぽい感じでエアスプレーを持ってみた嶋田。
それではエアスプレーの実物を見てもらいましょう。実際にエアスプレーを手にとった嶋田、「これかあ!」と納得の笑顔である。さらに操作の仕方も教えてもらい、「こうやって塗るんですね!」とそれっぽいポーズをとってご満悦。なんというか、彩色職人ごっこという雰囲気だ。“ごっこ遊びが似合うアイドル”嶋田のあであった。
嶋田が持つ無彩色パーツが、瀬山が指差す彩色済みパーツになるのだ。すごい!
楠木からは「1日に何体塗れるんですか?」との質問が。「作業を分散しライン化していますが、1日1体くらいですね」と中野さん。驚く一同だが、塗装の場合は塗って乾かしてという作業になるのでおのずと時間がかかってしまうのだ。
完成状態のソフビを持ってニッコリ。
なお、塗装工房で並んでいたのはグレンダイザーとウルトラマンティガであった。グレンダイザーを手に微笑む瀬山まどか。ウルトラマンティガとニッコリの楠木しゅり。ちょっと不思議な光景だ。地球はこんなに小さいけれど、可愛いアイドルで輝く星だ!
なんでも揃う『ジャングル大阪日本橋店』
右を見ても左を見てもおもちゃの山!
製造現場見学の後は、『ジャングル大阪日本橋店』へ! 特撮、アニメ、オリジナル問わずさまざまなジャンルのホビー商品がずらりと並ぶ、まさに“エンターテイメントホビーショップ”である。目を輝かせて店内を見ていくサクヤコノハナの3人。「あ!ジョジョだ!」と声を上げたのは瀬山だ。
実は以外にオタク系趣味の瀬山。実はマンガやアニメが大好き。
フィギュアが並ぶケースの前で、「大好きなんです!」とジョジョ立ちをする瀬山。その姿にシビれる! あこがれるゥ!
モモレンジャーを「ピンクの女の子!」という嶋田。まあ、間違ってはいない。
広い店内には最新作も懐かし作品も大量に並び、中にはプレミアで高額がついている物も。嶋田は「このピンクの女の子…じゅ、10万円もします!」と、素顔が出ているバージョンのモモレンジャー人形の値段に目を丸くしている。
先ほど工房で作製したゼロスを発見!
ゼロスの商品が並ぶケースを見た瀬山は、「工房で見たのと一緒だ!」と目を輝かせている。そんな感じで、思い思いに店内を楽しむ3人…!
店内すべてを見るには時間がいくらあっても足りないかも!
「セーラームーンもいっぱい! 変身するのってかっこいいですよね!」と声をそろえる3人。それじゃ、みなさんにも変身してもらいますか!
ということで、最後に向かったのはメイドカフェ『melcafe』。日本橋のメイドカフェ創成期より、長きにわたって人気店としてありつづけている老舗店である。こちらの制服はアシンメトリーだったりコルセットが内装されていたり、随所にこだわりあるオリジナル衣装だ。こちらのでメイド衣装をサクヤコノハナメンバーに体験してもらおうというわけだ。
かくてメイドに“変身”した瀬山まどか、嶋田のあ、楠木しゅり!
その姿に、お店のスタッフ含めた一同から「かわいい~!」と歓声があがった。確かに間違いなくかわいい!
このように、かっこいいもかわいいもまるっと見学・体験した今回の『有限会社ジャングル』探訪。サクヤコノハナの3人もニッコニコである。なお、『melcafe』ではメイドカフェのイメージを超えるおいしさのコーヒーやスイーツ、フードが充実しておりかわいいだけでなく“おいしい”まで楽しむことができる。コラボイベントなども随時開催しているので、ぜひ公式ツイッターもチェックしていただきたい!
サクヤコノハナ
関西を拠点に活動するアイドルユニット。 1stミニアルバム『Farewell 』をリリースし、ますます勢いに乗っている。今回は瀬山まどか、嶋田のあ、楠木しゅりの3人が登場!
有限会社ジャングル
国内外で店舗を構える総合ホビーショップチェーン。劇場運営、メイドカフェ、ガンショップなど多岐に渡り事業を展開している。今回は旗艦店ともいえる『ジャングル大阪日本橋店』、「あらゆる造形で世界を密林に」をキャッチフレーズにソフビ人形や等身大フィギュアを製造している『造形工房密林』、そして老舗メイドカフェ『melcafe』をぐるりと見学。同社の魅力をまるごと体験してきた。