2018.12.26更新

カフェ『GULI GULI』で自分だけの大自然を生み出そう

Happy3daysのテラリウム製作体験記

 小さなガラスの器の中に、自分だけの大自然を作り出すことができるテラリウム。今回は、福知山の豊かな自然で育ったアイドルHappy3daysメンバーがそんなテラリウム製作体験に挑戦した。アイドルならではのセンスで生み出した小さな世界をごらんあれ!

※大阪スポーツ連載「前川元・岡力のこれってええやろ大人の社会見学~OSK~」を当サイト用にアレンジした内容です。

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左 萌衣子 右 朔間うらら 福知山のご当地アイドルHappy3daysメンバーとして活躍中!

​テラリウム作りに大事なことは?基礎からしっかり学びます!

 今回、Happy3daysSの萌衣子と朔間うららが挑戦するのはテラリウム製作。テラリウムとは透明なガラスの容器の中で植物などを育成する技術だ。植物を育成すると聞いて、「今はいちごを栽培しています!」と萌衣子。うららも「小学校の頃サツマイモとイネを育てました!」と元気なアピール。どちらも植物栽培には馴染みがある様子だ。さらには口を揃えて「福知山は自然がいっぱいですごくいいところですから!」と地元福知山を猛プッシュしだした。さすが、数多いご当地アイドルの中でも群を抜いて地元愛が強いHappy3daysである。

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今回テラリウム製作を教えてくださる山口雅人さん。

 その会場となるのは、大阪府池田市にある『GULI GULI』。『株式会社荒木造園設計』が経営するお洒落な雰囲気のカフェ・ギャラリーだ。そして、植物にはなじんでいるもののテラリウム製作は初めてである2人に製作のいろはを教えてくれるのは山口雅人さん。多くの造園を手がけてきたエキスパートである。

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山口さんの説明を聞く2人の表情は真剣そのもの!

 実作業に入る前に、テラリウム作りのポイントを座学。「まず部屋のどの位置に飾るかによってデザインが決まります」「蓋の有無を決める植物の生態によって決まりますが、今回は湿度を嫌う多肉植物だから蓋はなし」「排水層部分である石をどの角度からもキレイに見えるように積み上げることが重要」と、要点をわかりやすく教えてくれる山口さん。ぐるり360度、どこからでも鑑賞できるのが特徴のテラリウムだけに、まさに鑑賞上の死角があってはいけないのだ。

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やる気十分で手袋を装着。福知山魂(?)を見せる時が来た!

 説明を聞いてやる気が湧いてきたか、萌衣子は髪を結んでキリッとした表情に。うららは「畑の手伝い!」という謎の言葉を発して、それぞれ手袋をはめた。準備万端である。

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まずは石を敷きつめていく。シンプルながら個性が出る作業だ。

 まずは排水層の石を敷きつめる作業。大磯(黒石)、寒水石、(純白)桂浜の石、那智石など様々な形状をした種類があるが、難しいことは置いて好きな色、形、大きさで選んでいく。やり直しが聞かないのでしっかり考えないといけない工程だ。完成形のイメージから逆算して考えるのが無難か。

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白い石を多くいれ、すみっこに黒い石を置いてアクセントをつける萌衣子。

 萌衣子は白い石をベースとして、アクセントとして黒をまぜこんでいる。うららは黒と白の石をバランスよく投入。このようにベースとして敷いた石の上にさまざまなものを載せていき、自分だけの世界を作り出していくのだ。

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うららは、白と黒の石をバランスよく配置。

それぞれのやり方で“自分だけの世界”を作り上げていく

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​水苔をすくいつつやたらと嬉しそうな萌衣子。

 水苔には、保水効果とともに排水層へ土が侵入するのを防ぐ役割がある。萌衣子はテキパキパッパと大胆に投入。

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作業器具の形が気に入った様子のうらら。いつも楽しそう!

 うららは「ソフトさきいかみたいですね!」と言いつつ、なぜか石を積み直している。普段はのんびり居残り組の萌衣子と、対称的に何をするにも手早いといううららだが今回は逆になっている様子。

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作業は地道に、正確に行っていく。

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​しっかりと敷いた水苔の上に土を載せる

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断面がどういう風に見えるかも重要なポイントだ。

 水苔の上には土を載せていくが、ここからさらに各々のオリジナリティが出てくる。主役ともいえる多肉植物を設置していくのだが、その配置に個性が出てくるのだ。

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緑の植物を選びつつも、うららの手元も気になっている萌衣子。

 緑の植物を選んだ萌衣子だが、思ってたイメージと何か違ったのか石の敷き詰め方を悔やんでいる。だが、もちろんやり直しはできない。

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萌衣子はスーパーアイテム“かっこいい流木”を見つけた1

 気を取り直し、机の上の素材をいろいろ見ていた萌衣子が突然歓声をあげた。「かっこいい!流木だ!」。“屋久島の流木”というロマン溢れるアイテムの登場である。「これもいいですね!こっちは土偶みたいな形してる!」と、流木を手にどれを使うか悩んでいる。

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慌てずじっくり正確に、植物や岩を設置して“サバンナ感”を出していく、うらら。

 うららは赤い植物を置いて「サバンナ感を出します!」とニコニコ。イメージに合うまで何度も置きなおしている。

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だんだん形になってきた!頭の中にはしっかりイメージができあがってるようだ。

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作業もラストスパート!作業に没頭するアイドルたち…!

 うららは最後に「上にライオンを置いて、その下層に別の動物がいる世界にします」と宣言。下層動物に選ばれたのはミーアキャットであった。

いよいよ完成!2人が作り上げたテラリウムは…!?

 最後の設置作業を慎重に行う萌衣子とうらら。置いては悩んで置きなおし、それを繰り返して作業はいよいよ大詰めに…!

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かっこいい流木をおいてご満悦の表情の萌衣子。

 ついにそれぞれの作品ができあがった。まずは萌衣子の作品。「タイトル『無人島』です!色々な素材を活かして無人島を再現しました!ポイントは、飛び出す流木と花に見立てた水苔です!」と解説していたが、突然手近にあったサルのフィギュアを手に取り流木の先っちょに添えた。

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萌衣子作 『無人島』あらため『サルの孤島』!

 「タイトル変更!『サルの孤島』です!」と萌衣子。インスピレーションに忠実な天才肌か。余談だが萌衣子、小学校の時のあだ名は「サル1号」だったらしい。

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朔間うらら作 『ライオンキング』

 うららの作品名は「ライオンキング」「流木を牛骨に見立てて、土をいっぱい使ってサバンナを再現しました!シンバとティモンもちゃんといますよ!」とのことで、説明どおりの世界観を再現している。でもそのへんの固有名詞はあまり大きな言ったらアカン!

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『GULIGULI』のお庭の雰囲気を楽しみつつ、山口さんからの総評を聞く。

 そして最後に、それぞれの作品を見た山口さんから総評が贈られた。「萌衣子さんの作品は流木の使い方が上手!不均等でもバランスが取れていますね。植物の緑がガラスを通して映えています」。「うららさんは赤い植物と緑の石、色のバランスが良いです。キレイに仕上がっていますよ」と、それぞれ褒められてニッコリ。

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 最後に、うれしそうに自分の作品を持った2人に感想を聞いてみた。

「全ての材料に意味があり勉強になりました。屋久島の流木が素敵!いい思い出になりました!」(萌衣子)

「今日の事を子供の頃に体験してもよく理解できなかったかもしれません。このテラリウムを育てていくのが楽しみです!」(うらら

 福知山の大きな自然の中で、自分たちで作った小さな世界をじっくり育てていってください!

​編集/前川元

株式会社荒木造園設計

1948年、大阪万博松下館やリーガロイヤルホテルの庭園を手掛けた故・荒木芳邦が設立。2014年には会社敷地内に屋久島をイメージしたカフェ・ギャラリー「GULI GULI」をオープン。コミュニティルームでは、庭師が植物オブジェのワークショップを定期的に行っている

「Happy3days」 

2016年4月24日結成。福知山を拠点にしながら活動するご当地アイドル。ユニット名は、地名の頭文字である「福」と明智光秀の「三日天下」を逆手に取っている。2020年の大河ドラマは福知山が舞台。今から活躍が期待される。今回は萌衣子&朔間うららが参加。