2015.11.23更新
5分で着られる着物で京都散策へ!
京都 新京極『dricco(ドリッコ)キモノ』
5分で着られて1分で脱げる。なのに見た目は従来の着物と変わらない。そんな新しい着物レンタルのお店を京都で発見! 和装で京都を散策する際にぜひおすすめしたいのが、新京極の着物レンタル「driccoキモノ」だ。

「driccoキモノ」の着物で散策を楽しむフリーアナウンサー青柳万美さん。
和装で京都を散策する際に重宝するのが着物レンタルのお店。市内には、豊富な種類の中から好きな柄や小物を選べるお店も多く気軽に着物散策ができるようになっている。ひとつ欲をいうならば着物の着付けにはけっこうな時間がかかってしまうこと。空いてる時にはまだしも、混雑時には待ち時間も含めて1時間ほどもかかってしまうこともあるとか。仕方ないこととはいえ、その時間を散策に使えると思えばちょっともったいない。
ところが、その着付け時間が圧倒的に短縮できるお店があるんです。それは新京極にある「driccoキモノ」というお店。こちらなら初めてでも10分以内、慣れれば5分で着物を着られるというから驚き! これだけ短時間で着替えられるなら、友達と一緒はもちろんひとりで京都散策を楽しみたい時も使いやすいはず!
お店は新京極商店街すぐ!(現在は移転)

お店には着物、帯、草履に小物類などかあいらしいものがたくさん!
「driccoキモノ」の場所は、新京極商店街の三条と四条のちょうど真ん中あたり。三角の形の広場から少し東に入ったところにある建物だ。1階には「日本マンガコンシェルジュ」というカフェ風のお店があるので目印にしていただきたい。そちらもかなり気になるが、それはまた別のお話。今回紹介の「driccoキモノ」は、その2階だ。
「driccoキモノ」で扱っている着物は『NPO法人 京小町踊り子隊』が開発したオリジナル商品。とにかく着やすくて、楽で、しかもお手頃価格という新機軸の着物になっている。料金は1日レンタルで3,500円、2日レンタルで同じく5,500円(いずれも税込み。着物、帯、草履のセット。2015年12月31日までのキャンペーン価格)と、1泊の設定がされているのがポイントだ。つまり、最初の日に1度着れば次は自分だけで着られるくらいに簡単だとということ。
早速、「dricco」の着物がどんなものなのか紹介していこう。
細工は流々、仕上げは可愛く!

上を羽織って襟をあわせ、紐を交差させて後ろにまわす。
「dricco」の着物は、あえてざっくり言えば「羽織って、巻いて、巻いてしばって」という行程だけで着ることが可能だ。位置や形の微妙な調整などがまったく必要ないので、誰がやってもきれいにできる。

背中の部分には、いわばベルトループ状の輪があるので通す。

さらに前にまわし、キュッと結べばOKだ。
上の図のように、羽織って、紐をまわしてキュッとしばれば自然にきれいな形に整うようになっている。背中の部分の輪っか(ベルトループ状)に紐を通すので微調整で悩むことはないし、着た後もずれたりしないので楽ちんなのだ。
下も同様に、巻いて紐をしばるだけ!こちらも、輪っかやマジックテープなどの工夫が随所にこらされている。

下の部分を、腰の紐の位置にあわせて巻いていく。

マジックテープで固定できるのがかなり便利! 不器用な人でも大丈夫だ。

こちらも輪っかがついているので、位置も迷わずずれることもない。

このように、紐を輪っかに通してぐるっとまわし、前で結ぶ。
おはしょりも帯もかんたんきれいに巻けちゃいます
着付けで難しいのは「おはしょり」とのことだが、「dricco」ではその部分も楽ちん! 思いきった工夫で、びっくりなくらいに簡単にできちゃうのだ。

同柄の生地をぐるっと巻く。

こちらもマジックテープで簡単に固定!

この状態まで本当にあっというま!

この上から帯を巻きます。

身体にあわせて、紐をしっかり結んで…。

結びの部分を後ろに差込み固定します。

お好みで形を整えて…。

これでできあがり!
このように、初めてでも10分かからず、慣れれば5分で簡単に着られてしまう「dricco」。「和装で気持ちよく京都の町を楽しみたい」という人には最適なのではないだろうか。これだけ簡単で、しかも着崩れしにくく動きやすいから1日中着ていても疲れないというから嬉しい限りだ。あえて問題点を言うなら「あまりに楽すぎて、着物ということを忘れてガンガン大股で歩いてしまいそう」ということか。それは確かに大問題。ゆめゆめお気をつけいただきたい。

ちなみに半襟(中の襟)の部分はボタンで取り外し式なので、それだけ変えたり洗ったりも可能。
ハンガー吊りも洗濯機丸洗いも可!
レンタル着物として多彩な柄の着物が用意されているが、驚くのはラックにハンガー掛けされていること。そう、「driccoキモノ」の着物はハンガーに吊るしての保管でOKなのだ。しかも、洗濯機で丸洗いできるというからこれもびっくり! そこまで便利だと、レンタルどころか一着欲しくなってしまう…という人もいるだろう。そんな人のため、レンタルだけでなく受注生産による販売も行なっており、お値段は着物と帯のセットで35,000円(2015年11月現在)!






落ち着いた柄、かわいらしい柄、ちょっととがった感じの柄など豊富に用意!
草履、小物類も充実
もちろん、一緒にレンタルできる草履、小物(別途200円~)もたくさん用意されている。かんざしなども多く揃えているので、着物の柄や気分に合わせて選ぶことが可能だ。





こちらはdiccoオリジナル商品の風呂敷。キャラクターである踊りっ子のイラストがかわいい。
このように、5分で簡単に着られる着物がお手頃価格で楽しめる「driccoキモノ」。1日着てても着崩れせずに動きやすく、雨の日でも気楽に着られる仕様なので楽ちんなことこのうえなし。文化系女子が大好きな、和装での京都散策時に最適だ。あとは、いつかは男性用なども出していただければ嬉しいかぎり!
「driccoキモノ」
TEL 090・9701・3879
営業時間 平日10時~18時
住所 京都市中京区六角通麩屋町東入八百屋町106 SPACE106奥(蔵
※記事作成時より移転。
dricco着物レンタル(着物、帯、草履)
※小物はオプションで200円~
1日レンタル 3,900円→※3,500円(税込)
2日間レンタル 6,900円→※5,500円(税込)
※2015年12月31日までの特別価格
販売価格(受注生産)
着物 29,800円 帯7,000円
着物+帯 セット価格 35,000円
最寄りに提携美容室あり
ヘアセット1,500円(税込)ポイントメイク500円(税込み)